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年表「DTSとITの進化」

DTSは社会の発展とともに成長していきました。
コンピューターやIT業界の飛躍的な進歩とともに歩んだDTSの成長の軌跡を、年代に沿ってご紹介します。

年表項目はDTSの歴史をわかりやすくするため、創業からの時代区分に沿って記載しています。
そのため、メニューの年代と一部異なる箇所がございます。

2002〜2009年自立を目指す大変革

IT業界再編の中、自立を目指した大変革を実行

ReSMセンター

ハードウエアの領域では、ノートPCやスマートフォンの登場により「モバイルコンピューティング」が普及しはじめます。またビジネス業界においては、「ERP(企業資源計画)」の観点から、Webを利用した様々なITサービスの概念が発展。クラウドコンピューティングの萌芽も見られました。
また、IT業界ではダウンサイジング、オープン化などのパラダイムシフトを経て、業界再編・SI 企業大型化の波が押し寄せました。こうした中、DTSでは既存領域に依存した体質から、より足腰の強い経営体質への脱却を図り、自社開発標準の確立、新規ビジネス開拓、M&Aや海外進出などの諸施策を積極果敢に展開していきました。

2000年代はこんな時代

  • DTSのあゆみ

    2002

    創立30周年と「DTS」への社名変更

    2002年には創立30周年を迎えました。
    2003年にブランドの刷新を図り、社名を「株式会社データ通信システム」から「株式会社DTS」に変更。新ロゴマークを制定し、新たなスタートを切りました。

    DTSロゴマーク

    各種認証の取得が進む

    2002年には、日本情報処理開発協会よりプライバシーマークの付与認定を受けました。また、同年にソフトウエアの設計・開発および集中管制型センターの運用サービスと運用設計においてISO9001(2000年版)の認証を取得。そして2004年にはシステムマネジメント部門がISMS認証を取得しています。
    2007年には、全社にISO14001の適用部門を拡大しました。
    2008年には、ReSMサービスにおいてISO/IEC20000-1の認証を取得しました。

    プライバシーマーク登録証

    国内拠点の移転

    国内拠点では、2002年に「株式会社九州DTS」およびDTSの九州支社が移転。2004年には中京地区での営業拠点として、名古屋市中区に中京支社を開設します。また同年、港区新橋六丁目に旧本社新館が完成しました。
    2008年には金融事業の拡大に伴い、芝開発センタを開設しました。

  • 2003

    新規ビジネスの開拓を開始

    2003年からは新規ビジネスの開拓にも積極的に乗り出しました。また、同年にマネジメントサービス事業における運用監視業務を行う「ReSM(Re System Management:リズム)」を開始。2004年には初の中国企業とのオフショア開発・BPO業務をスタートしました。
    2005年には、信託銀行との共同出資により国内初の年金業務SI会社「FAITEC」を設立。さらに2006年には、RFID事業に特化した「SOLIDWARE」や、SaaS事業でグループウェアを提供する「アスタリクス」を設立しています。また、2006年からはコンピューター機器など情報通信関連機器の販売も行うようになりました。

  • 2005

    2005年11月「株式会社FAITEC」を設立(2014年4月にDTSに吸収合併)

    2005年に「Walk in home」がグッドデザインアワードの商品デザイン部門で受賞

  • 2006

    M&A・海外進出の積極的な展開

    2006年以降、資本提携・M&A・海外進出を積極的に展開。グループ経営を強化しました。
    2006年
    「日本SE株式会社」「株式会社アールディー(RD)」(2009年1月にDTSに吸収合併)の株式取得による子会社化
    中国遼寧省大連市に駐在員事務所設立
    2007年
    「株式会社総合システムサービス(SGS)」の子会社化
    初の海外現地法人「逓天斯(上海)軟件技術有限公司(DTS上海)」を設立

    2009年には中国のビジネスパートナー「明思(上海)軟件技術有限公司」「大連思派電子有限公司(DLSE)」の2社に対し、DTS上海の資本参加によるオフショア開発の強化を実施。さらに、ベトナムでのオフショア開発やBPO事業の拡大にも取り組みました。
    また、関西圏の金融・製造のシステム開発に強みを持つ「株式会社アールディー(RD)」の全事業を譲り受ける形で、事業を統合。さらにプロダクトの調達・販売に強みを持つ「デジタルテクノロジー株式会社」もDTSグループの傘下となりました。

    中国企業出資調印式

    2006年10月「アスタリクス」を設立(2011年4月にDTSに吸収合併。)

    2006年11月「日本SE株式会社」の株式取得による子会社化

    2006年4月「SOLIDWARE」を設立(2007年6月に解散)

  • 2007

    2007年4月教育研修会社「株式会社MIRUCA」を設立

    グループ会社に効率的な教育サービスを提供するために設立しました。

    2007年10月「逓天斯(上海)軟件技術有限公司」を設立

  • 2009

    2009年10月「デジタルテクノロジー株式会社」を設立

    「DaTaStudio@WEB」販売開始

    2009年には、高度な表集計に加え、エンタープライズユースに求められる詳細なセキュリティー・権限管理に対応したBIソリューション「DaTaStudio@WEB」を販売開始しました。

    DaTaStudio@WEBの画面

    売上600億円達成

    さらに同年、DTSが関わった案件がITジャパンアワードでグランプリを受賞。

DTSのあゆみ

2000年代はこんな時代

  • IT業界

    2000年代はこんな時代

    PC業界では、PCの低価格化が一段と進んだことにより、メーカーの撤退や買収などの再編が進行。またノートPCの幅広い普及により、モバイルコンピューティングが加速します。一方で、携帯電話にはカメラやインターネット接続機能が搭載され、携帯電話向けWebサービスも興隆します。この流れは、2000年代後半にスマートフォンが登場するまで続きました。
    また、Webを通してアプリケーションサービスを提供するASP事業者が拡大。様々なサービスが提供されるようになり、2006年にはSalesforce.comが「Apex」を発表したことで、「SaaS(Software as a Service)」と呼ばれるようになりました。
    時を同じくして2006年頃には、Googleがクラウドコンピューティングのコンセプトを提唱。クラウド関連技術も急速に普及していきました。

  • コンピューター

    2000年代はこんな時代

    国内の通信事業者は移動通信の普及拡大を見据え、携帯電話事業者を中心に再編が相次ぎました。またこの頃になると、ブロードバンド回線の契約獲得に向け、各社の熾烈な戦いが繰り広げられます。その結果、ブロードバンド回線の普及は大きく進展。常時接続状態があたりまえの環境が整っていきました。
    一方で携帯電話によるインターネット接続サービスの普及により、インターネット利用は徐々にパソコンからモバイルへ移り変わっていきます。この流れは2008年のiPhoneの登場、2009年のAndroidの登場によって2010年代に加速していくこととなります。

  • 開発環境

    2000年代はこんな時代

    2006年、一部の例外を除いてJava技術(言語および開発環境)がオープンソースソフトウエアとして公開されるようになるなど、オープン化の流れは続きました。
    また、クラウド関連技術の中でAjax(Asynchronous JavaScript + XML)が導入されはじめました。これはJavaScriptの標準機能であるXMLHttpRequestによる非同期通信を利用してサーバーと交信し、動的にページの一部を書き換える技術で、今ではWebアプリケーションにおいて標準的に使われる技術となっています。