history
年表「DTSとITの進化」
DTSは社会の発展とともに成長していきました。
コンピューターやIT業界の飛躍的な進歩とともに歩んだDTSの成長の軌跡を、年代に沿ってご紹介します。
年表項目はDTSの歴史をわかりやすくするため、創業からの時代区分に沿って記載しています。
そのため、メニューの年代と一部異なる箇所がございます。
1995〜2001年事業組織の再構築
さらなる事業拡大をめざし、組織や体制を再構築
この頃から、あらゆる業界でメインフレームからPCへダウンサイジングやオープン化が一気に加速します。また、LAN技術が進展し、インターネットが普及をはじめる中、クライアント/サーバー方式による分散処理の考え方が取り入れられるようになりました。
DTSでは、1990年代後半からはじまった金融ビッグバン(規制緩和、金融・証券制度の大改革など)や通信業のマルチメディア化という社会的な変化が契機となり、DTSの強みである金融・通信の領域で順調に事業を拡大。東京証券取引所市場第二部への上場、さらには第一部への上場を果たしました。
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1998
金融ビッグバン・通信業のマルチメディア対応により売上伸長
この時期、金融ビッグバン・通信業のマルチメディア対応のソフトウエア開発受注が拡大。ネットワーク関連の提案営業から保守までのトータルサービスを目指した「ネットワークシステム事業部」が新設されました。
1999年は金融機関からのネットワーク構築や、電機メーカーからの交換機ソフトウエア開発などにより売上が伸長。2000年は金融合併対応、確定拠出年金のソフトウエア開発を受注しています。メーカーからは次世代携帯電話のソフトウエア開発およびネットワーク運営管理を受注するなど、社会の変化を受けた新たな開発に取り組んでいきました。
1990年代はこんな時代
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IT業界
1990年代はこんな時代
1995年にはマイクロソフトがWindows95を発売。WebブラウザのInternet Explorerを標準装備していたこともあり、インターネット利用者が爆発的に増加しました。さらに、オフィスでもWindowsを搭載したパソコンの導入が進み、LANを活用したネットワーク化が拡大。こうしたインターネット利用の拡大を受け、Webを通してアプリケーションサービスを提供するプロバイダー事業者も生まれました。一方で、徐々にセキュリティーへの課題も顕在化するようになっていきました。
また90年代後半には、2000年以降のデータを処理する場合に、システムの誤表示、誤動作や停止などが発生するという「2000年問題(Y2K)」への対処が求められました。 -
コンピューター
1990年代はこんな時代
LANとインターネットの統合が進み、ブロードバンドの時代が訪れました。
従来の固定電話回線やISDN網を使ったインターネットに代わり、1996年頃からはCATV回線が登場。さらに1999年にはADSL回線、2000年には光ファイバ回線が登場しますが、一般家庭へ普及したのは2000年代半ば頃でした。
こうした新しい通信回線の登場を受け、企業では専用線からインターネット回線(VPN含む)主体へと移行していきました。 -
開発環境
1990年代はこんな時代
ハードウエアが高価な時代、限られたメモリー空間を有効活用するために、使いやすいC言語が好まれました。一方この時代になるハードウエアの進歩と低価格化が進んだことで、メモリー空間への意識よりも、効率的に開発ができる環境が求められるようになりました。1995年に登場したオブジェクト指向言語であるJavaは、このような時代背景の中で一世を風靡。1998年には開発環境JDK(Java Development Kit)が提供され、開発作業が大きく効率化されました。
また、1997年にはスクリプト言語であるJavaScriptも登場。Webブラウザ上で実装され、クライアント側での動的な処理に活用されました。
さらに、この時期にはオープンソースソフトウエアも多く登場しました。MySQLやPostgreSQL、Apacheなど、昨今のWebサービスを支えるソフトウエアもこの時期に誕生しています。