history

anniversary02

年表「DTSとITの進化」

DTSは社会の発展とともに成長していきました。
コンピューターやIT業界の飛躍的な進歩とともに歩んだDTSの成長の軌跡を、年代に沿ってご紹介します。

年表項目はDTSの歴史をわかりやすくするため、創業からの時代区分に沿って記載しています。
そのため、メニューの年代と一部異なる箇所がございます。

1995〜2001年事業組織の再構築

さらなる事業拡大をめざし、組織や体制を再構築

本社第二ビル業務風景

この頃から、あらゆる業界でメインフレームからPCへダウンサイジングやオープン化が一気に加速します。また、LAN技術が進展し、インターネットが普及をはじめる中、クライアント/サーバー方式による分散処理の考え方が取り入れられるようになりました。
DTSでは、1990年代後半からはじまった金融ビッグバン(規制緩和、金融・証券制度の大改革など)や通信業のマルチメディア化という社会的な変化が契機となり、DTSの強みである金融・通信の領域で順調に事業を拡大。東京証券取引所市場第二部への上場、さらには第一部への上場を果たしました。

1990年代はこんな時代

  • DTSのあゆみ

    1997

    初となる、本社ビル建設

    1997年に、DTSとして初めての自社ビル(本社第二ビル)を開設。効率的な業務遂行を目指し、初めて自社ビル施工を設計から行いました
    続けて港区新橋五丁目に本社第三ビルも開設し、これを契機に社内ネットワークの高度化にも取り組みました。

    • 本社第二ビル落成式

    • 本社第二ビル

  • 1998

    金融ビッグバン・通信業のマルチメディア対応により売上伸長

    この時期、金融ビッグバン・通信業のマルチメディア対応のソフトウエア開発受注が拡大。ネットワーク関連の提案営業から保守までのトータルサービスを目指した「ネットワークシステム事業部」が新設されました。
    1999年は金融機関からのネットワーク構築や、電機メーカーからの交換機ソフトウエア開発などにより売上が伸長。2000年は金融合併対応、確定拠出年金のソフトウエア開発を受注しています。メーカーからは次世代携帯電話のソフトウエア開発およびネットワーク運営管理を受注するなど、社会の変化を受けた新たな開発に取り組んでいきました。

  • 1999

    念願の東証一部上場へ

    社会全体として情報システムへの設備投資が進む中、上場準備を開始した1987年から10年目となる1997年に、東京証券取引所市場第二部へのへ上場。そして2年後の1999年には、創業期からの念願であった東京証券取引所市場第一部への上場を果たしました。

    • 東証第二部上場

    • 東証第一部上場

    新規分野への挑戦

    メーカーの案件で、DTSとしては初となる「組込みソフト(Firmware)」の開発を受託。この組込み系事業の新規受注をきっかけに、「組込みソフト」の領域拡大や「DTSインサイト」の設立につながっていきました。

  • 2000

    2000年10月「株式会社九州データ通信システム」(現、株式会社九州DTS)を設立

    DTSグループとしては初となる子会社を設立しました。

    自社開発ソフトの発売と、大手銀行システムへの対応

    2000年には、自社開発の3Dアクティブプレゼンソフト「Walk in home」の販売を開始。建設産業各社が開発した新技術・新工法の展示・紹介をする「建築新技術展」にも初出展しました。
    2001年には、大手銀行の情報系基盤システム再構築プロジェクトがスタートしました。

    自社開発ソフトWalk in home

  • 2001

    2001年4月「データリンクス株式会社」の株式取得による子会社化

    (2018年10月にDTSに吸収合併)

    上場後、5年連続増配で東証より表彰

    上場以来5年連続増配の実績に対し、東証より表彰を受けました。

    東証より表彰

DTSのあゆみ

1990年代はこんな時代

  • IT業界

    1990年代はこんな時代

    1995年にはマイクロソフトがWindows95を発売。WebブラウザのInternet Explorerを標準装備していたこともあり、インターネット利用者が爆発的に増加しました。さらに、オフィスでもWindowsを搭載したパソコンの導入が進み、LANを活用したネットワーク化が拡大。こうしたインターネット利用の拡大を受け、Webを通してアプリケーションサービスを提供するプロバイダー事業者も生まれました。一方で、徐々にセキュリティーへの課題も顕在化するようになっていきました。
    また90年代後半には、2000年以降のデータを処理する場合に、システムの誤表示、誤動作や停止などが発生するという「2000年問題(Y2K)」への対処が求められました。

  • コンピューター

    1990年代はこんな時代

    LANとインターネットの統合が進み、ブロードバンドの時代が訪れました。
    従来の固定電話回線やISDN網を使ったインターネットに代わり、1996年頃からはCATV回線が登場。さらに1999年にはADSL回線、2000年には光ファイバ回線が登場しますが、一般家庭へ普及したのは2000年代半ば頃でした。
    こうした新しい通信回線の登場を受け、企業では専用線からインターネット回線(VPN含む)主体へと移行していきました。

  • 開発環境

    1990年代はこんな時代

    ハードウエアが高価な時代、限られたメモリー空間を有効活用するために、使いやすいC言語が好まれました。一方この時代になるハードウエアの進歩と低価格化が進んだことで、メモリー空間への意識よりも、効率的に開発ができる環境が求められるようになりました。1995年に登場したオブジェクト指向言語であるJavaは、このような時代背景の中で一世を風靡。1998年には開発環境JDK(Java Development Kit)が提供され、開発作業が大きく効率化されました。
    また、1997年にはスクリプト言語であるJavaScriptも登場。Webブラウザ上で実装され、クライアント側での動的な処理に活用されました。
    さらに、この時期にはオープンソースソフトウエアも多く登場しました。MySQLやPostgreSQL、Apacheなど、昨今のWebサービスを支えるソフトウエアもこの時期に誕生しています。